レチノイン酸は市販で買える?レチノール化粧品&クリームとの違いとは

シミやたるみ、しわなどに劇的効果をあらわしてくれる「レチノイン酸」

皮膚科で処方されたことがある人、またはまだ使ったことはないけど「使ってみたい!」という人の中には、「市販で安く買いたい!」と考えてる人も多いのではないでしょうか?

おともだち
皮膚科で処方されるレチノイン酸って保険効かないもんね。
管理人
そうそう。私もたった5g(ペットボトルのふたの大きさ)で2,200円もしたよ。

しかも、最近では「レチノール化粧品」や「レチノールクリーム」といったものが多く売られてますよね。

でも、ここで気になるのが

  • 「レチノール」って、レチノイン酸とはどう違うの?
  • レチノイン酸でもレチノールと同じ効果が得られるの?

ということ。

また、「市販のレチノイン酸は売ってないの?」「レチノールってそもそも安全なの?」という点も同じように気になると思います。

そこで今回は、レチノイン酸とレチノールの違いについて詳しく取り上げてみました。

市販のレチノイン酸について気になる方は、必ずこの記事を読んでから次の行動を起こすようにしてください。

目次

レチノイン酸は市販で売っていない

まず、結論から言うとレチノイン酸は市販で売っていません。

というのも、レチノイン酸はあまりにも強力なので、現在日本では化粧品や医薬部外品として認められていないんです。

管理人
そういえば、前に皮膚科で処方された時は承諾書を書かされたっけ・・・。

ちなみにレチノイン酸はネットを使えば購入することもできるのですが(海外製)、個人的にはおすすめしません。

何たって(しつこいですが)皮膚科でも承諾書を書くくらい慎重になっている「レチノイン酸」ですからね・・・。

何かあってからでは遅いので(特に顔の場合何かあったら悲惨)、気軽にネットでレチノイン酸を購入するのはやめておきましょう。

レチノールとレチノイン酸とは何が違うの?

現在、市販で買えるのは「レチノール化粧品」や「レチノールクリーム」です。

「レチノール」「レチノイン酸」。名前が似ていると、その違いに混乱してしまいますよね。

実はレチノイン酸もレチノールも、どちらも「ビタミンAの仲間」なんです。

レチノイン酸とレチノールはビタミンAの仲間

そして一般的に、レチノールやレチナールは「レチノイン酸」に比べて効果が穏やかと言われています。

レチノールに限っては、レチノイン酸の1/100の効果とも言われているほど!

管理人
その分肌への刺激が少ないから、市販として売られてるんだね。

と言うと、「じゃあレチノールだとあんまり効果ないんじゃない?」と思いがちですが、そんなことはないんですよ。

レチノールの働き

  • ターンオーバーの促進 → 浅いしわや表皮のシミ改善につながる
  • 肌を生み出す「繊維芽細胞」の活性化 → 肌にハリやつやをもたらしてくれる

※繊維芽細胞・・・コラーゲンやエラスチン(コラーゲンを支える繊維)などを生み出してくれる細胞

効果が緩やかとは言え、レチノール化粧品やレチノールクリームを使うことでレチノイン酸に近い効果を得ることができるんです。

補足

ちなみに、市販でよく見るのは「レチノール」化粧品。「レチナール」化粧品は市販でほとんど売っていません。

市販のレチノール化粧品を買う時の注意点

ただし、いくら刺激の少ないレチノールだからと言って決して「安心」とは限らないです。

というのも、レチノール化粧品はその種類によっては効果や副作用が大きく変わってくるからなんです。

特にはじめてレチノール化粧品(クリーム)を使う時は、以下の点に注意するようにしてくださいね!

「ペルミチン酸レチノール」配合のものを使う

ペルミチン酸レチノール

はじめてレチノール化粧品を使う場合は、「ペルミチン酸レチノール」が配合されたものを使うようにしましょう。

ペルミチン酸レチノールは、「レチノール誘導体」です。

実は多くのレチノール化粧品にはレチノール単体ではなく、この「レチノール誘導体」が配合されています。

もっと詳しく!

元々レチノール自体はとても不安定な成分で、

  • 熱や光、酸素に弱い
  • 肌の奥まで浸透しにくい

という特徴があります。

これを解決するために、レチノールに他の物質を結合させて「レチノール誘導体」にして、成分の安定性や浸透力を高めています。

ちなみに、レチノール誘導体で一番多く使われてるのは「パルミチン酸レチノール」

その次が「酢酸(さくさん)レチノール」です。

ポイント

パルミチン酸レチノール・・・レチノールに「パルミチン酸」を結合したもの

酢酸レチノール・・・レチノールに「酢酸」を結合したもの

この2つはどちらも安定性が高く、肌への負担も少ないと言われているのですが、より安定性&刺激が少ないのは「パルミチン酸レチノール」の方なんです。

なので、特にレチノール化粧品を初めて使う方や敏感肌の人は「ペルミチン酸レチノール」配合の化粧品を選ぶこと!

購入する前は必ず成分表をチェックするようにしてくださいね。

高濃度、高配合は避ける

高濃度、高配合は避ける

レチノールは、レチノイン酸の1/100の強さとあって、レチノイン酸よりも肌への刺激は弱いです。

また、その中でも化粧品へのパルミチン酸レチノールの配合上限は0.03%と法律で定められているので、濃度自体とても低いです。

でも、その0.03%でも肌荒れを起こしてしまう人もいますし、その他に配合されている成分との作用で副作用が出てしまうこともあります。

ちなみに、2013年に高配合レチノールを謳っていた化粧品シリーズ「ダーマエナジー」が販売中止になったニュースを覚えてますか?

ーマエナジーは「各種ビタミンを高配合!」と謳っていました。

ダーマエナジーに含まれていたのは「パルミチン酸レチノール」で、それ自体は問題なかったのですが、その他にもビタミンAが高濃度で配合されていました。

結果、13万7千個売れた中で273人もの人が医療機関を受診したと言われています。(受診しなかった人を含めるとそれ以上になります)

一般的に「高濃度」「高配合」の商品は、効果も期待できますがその分副作用も強いです。

ちなみにダーマエナジーは国内のものでしたが(第一三共ヘルスケア)、特に海外のものは高配合が多いので注意ですよ!

管理人

レチノールクリームと言えばグアムの「ビタミンワールド」が人気だけど、通常日本では処方せんがないと手に入らないレベルの高濃度のレチノールが配合されているかられぐれも注意してね!

↓こんなの

レチノイン酸並みの効果が期待できる成分

 レチノイン酸並みと同じ効果の成分って?

市販でレチノイン酸が手に入らないと分かった今も、

  • 病院の処方なしに同じくらい効果があるものがあればいいのに!
  • レチノイン酸並みの効果が期待できるものを試してみたい!

と思う方も少なくないと思います。

そんな方におすすめなのが「レチノイン酸トコフェリル」配合の化粧品です。

ちなみにこの成分、レチノイン酸という名前が付いてますがレチノイン酸そのものではありません。

管理人
レチノールの一種で、パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールと同じく「ビタミンA融合体」なんだよ!

具体的に言うと、レチノール(ビタミンA)に抗酸化力が高い「ビタミンE」を加えたもので、パルミチン酸レチノールよりも肌への刺激が少ないと言われてるんです。

なんと、皮膚の薄い目元や口元にも使えるくらい安全性が高いんですよ!

ちなみに、肌への刺激が少ないとなるとつい「効果もそれなりなんじゃない?」と思ってしまいがちですが、レチノイン酸トコフェリルにあたっては過去にこんな記事があるんです。

管理人
そこそこ長いから、赤い部分だけ読めばOKです!

安全性が高く、シワを減らし、角質の水分量を増やし、毛穴を引き締める効果が、人間を対象にした実験で確認された。(※とレチノイン酸トコフェリルについて)

(中略)

今回、レチノイン酸トコフェリルの効果は「レチノイン酸とほぼ同じ」(市橋名誉教授)とされ、しかも皮膚への刺激が少なく、安全性が高いことが確認された。

市橋名誉教授らは、DNAチップによって遺伝子の発現を通常のレチノイン酸と比較、レチノイン酸とほぼ同様の結果を得た。また、試験管内実験(in vitro)によってコラーゲンやヒアルロン酸の産生促進などを確認。マウス実験なども含めて、効果や安全性を確認した。

さらに、19人の成人女性(平均45.1歳)に3カ月間、顔に塗ってもらい、効果を検証した。

この際、皮膚への浸透性を高めるためにシュートソームという技術を用い、レチノイン酸トコフェリルとアスコルビン酸(ビタミンC)を一緒に配合した製剤を使用した。なお、日焼け止め成分入りを朝、日焼け止めなしを夜に塗布した。

3カ月後の結果では、シワの本数が1本以上減ったのが69%、毛穴の数や総面積も減少した。一方で、角質水分量は63%で改善した。

市橋氏は、総合判定として「肌の改善合計は74%」とし、レチノイン酸トコフェリル+アスコルビン酸の製剤は、「抗シワ効果に優れた成分」と説明する。

(引用:シワ用注目美容成分 ~レチノイン酸トコフェリル~

つまり、

  • レチノイン酸トコフェリルの効果は実験によってお墨付きだよ!
  • レチノイン酸並みの効果が期待できるうえに、安全性も高いよ!

ということが書いてあるんです。

特にしわに効果的とのことですが、肌のハリツヤにもとても効果的とのこと!

当然、レチノイン酸なのでシミのある肌にも期待できるということですよね。

レチノイン酸トコフェリル配合のおすすめ化粧品

そして、その「レチノイン酸トコフェリル」が配合されている化粧品がビーグレンです。

blgenビーグレン化粧品

ちなみに、さきほどの記事の中には

  • 皮膚への浸透性を高めるためにレチノイン酸トコフェリルとアスコルビン酸(ビタミンC)を一緒に配合した製剤を使用

という記載があったのですが、この[st_af id=”12555″]には高濃度ビタミンC配合の化粧水&美容液もついてくるので、まさに実験通り!相乗効果を期待することもできます。

管理人
ビーグレンのエイジングケアについては下記の記事で詳しくまとめているので、気になる人はぜひこちらも参考にしてね!

まとめ

  • レチノイン酸は市販で買うことができない
  • でも、それに近い成分配合のものや、それと同様のものは病院の処方なしで手に入れることができる
おともだち
特に、レチノイン酸トコフェリルはこれからどんどん人気が出てきそう!

レチノール関連のものを買う時はくれぐれも個人輸入は避けて、「これだ!」と思える成分のものを選ぶようにしましょう!

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この記事を書いた人

6才娘&1才息子を持つアラサーのあやです。
無理はしないで楽しみながら!をモットーに、日々いろんな美容法を調査⇒実際に試したりしています♪

目標は、将来娘&息子が自慢できるようなきれいなママになること!

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