先日、ニキビを炭酸ガスレーザーで治療をした際、先生に頬にあるニキビ跡を指摘され、その場でレチノイン酸を勧められ購入しました。
レチノイン酸と言えば、肌トラブルの色々な症状に効く最強のクリームとして有名ですよね。
ただ、それだけ強力ということなので、やはり気になるのは『副作用』です。
というわけで、今回は私が実際に皮膚科で注意を受けた事柄を基に「レチノイン酸の副作用」についてまとめてみました。
レチノイン酸はまさに万能クリーム!
値段はかなり「高い」!
ちなみに、レチノイン酸は想像以上のものすごく高かったです。
大きさはペットボトルのふた(右)と同じくらい。この大きさ(5g)で『2,200円』もしました!
ただ、皮膚科医曰く、これでも安い方らしいんですけどね・・・。笑
それだけ効果があるってことなんでしょうけど、ここまで高いと買うのにちょっと勇気が要りました。
レチノイン酸の効果効能
レチノイン酸は美肌に最強のクリームと聞いていましたが、実際に説明を聞いたらさらに納得でした。
というのも、レチノイン酸はニキビ跡だけでなく
- しみ
- にきび
- しわ
- たるみ
といった症状にも効くクリームとのこと!
まさに、女性が加齢と共に悩むもののほとんどを解決してくれるクリームです。
ちなみにレチノイン酸は別名「若返りの成分」とも「皮膚の若返り薬」とも言われています。
というのも、レチノイン酸を塗ると肌の細胞分裂が早くなるので、どんどん下から新しい細胞が出来上がって、早いサイクルで細胞が入れ代わっていくから。
また、肌のハリを保つコラーゲンも増やしてくれるので、しわやたるみが改善されるだけではなくて『ハリのあるお肌』になることができるんです。
なんて夢のようなクリーム!しかも、皮膚科から処方されるだけあって信頼性も高い!
ちなみに、今回レチノイン酸を購入するにあたって『承諾書』を書かされました。
私、クリームで承諾書を書いたのは初めてです。それだけ強力なクリームということですね・・・。
思わず名前を書く手が震えてしまいましたw
レチノイン酸の考えられる副作用
妊娠中の人、可能性がある人は使用NG!
レチノイン酸は、いわゆるビタミンAの誘導体です。
つまり、狭い意味では「レチノイン酸=ビタミンA」とも言われています。
なので、妊娠してる人、妊娠を希望してる人はNG!です。
そもそも妊娠中(特に初期)は、ビタミンAの摂取は控えるように!って言われてますよね。
ビタミンAは摂りすぎるとお腹の赤ちゃんの奇形につながる可能性が出てきてしまいます。
ただ、一応今までレチノイン酸で赤ちゃんが奇形になったことはないとのこと。
妊娠中の人がNGなのも「当院では」と書いてあったので、病院によってはOKのところもあるのかもしれませんが、使わないに越したことはありませんよね。
何かあってからでは遅いので、妊娠中の人はレチノイン酸を使いたくでも当分は控えるようにしましょう。
乾燥する、皮がむける、赤みが出る恐れアリ
皮膚の代謝が上がるということは、皮膚にとってそれだけ『刺激が強い』ということです。
先ほど、レチノイン酸の効能として「肌の細胞分裂が早くなる」と言いましたよね。
これは、つまりはターンオーバーを正常化するのではなく「急激に早めてしまう」ことになるので、肌が追いつかなくなって人によっては肌が乾燥したり赤く腫れたり、皮がむけてしまうことがあるんです。
皮がむけてしまった肌は見た目もそうですが、紫外線をモロに受けやすい肌になってしまいますし、当然ですが肌への負担も大きくなってしまいます。
ただ、私がもらったレチノイン酸の説明書には
肌が乾燥し赤くなったとしてもレチノイン酸が合わないということではありません。
と書いてあって、暗に「必ずしも副作用ってことではないよ!」と言ってるんですよね。
なんでも、皮膚科医の説明によると、この症状はただ肌がびっくりしただけなので、数日使うのをやめて肌が元の状態に戻ったらまた使ってOKとのこと。
おそらく、それを繰り返していくことによってだんだん肌が強くなって、クリームにも慣れて肌トラブルも少なくなっていくということなのではないかと思います。(ただ、やっぱり赤くなったり乾燥して皮がむけるってどう考えても嫌ですよね)
ちなみに、私が通っている皮膚科では濃度が低いものから始めて、肌の様子を見ながらだんだん濃度の高いものへと変えていくようになっています。(今回私が処方されたのは0.01%のものです)
ほとんどの皮膚科も同じように濃度の低いものから処方してくれると思うので比較的安心ではあるのですが、思わぬ肌トラブルを招く可能性は否定できません。
時間が経つとだんだん有効成分がなくなってしまう
これは副作用というわけではないのですが、ずっと使っていくと、だんだん有効成分が無くなってしまいます。
ちなみに、私が通ってる皮膚科では「冷暗所保存で1ヶ月」と書いてありました。
値段が高いので、できるならちまちま使いたいんですけどね・・・使用期間が意外と短いのが地味にショックです!
ただ、こればかりは仕方がないので、決められた期間内に使いきって、また新たに処方してもらう、が唯一の正しい使用方法になってきますね。
レチノイン酸が怖いなら「ハイドロキノン」がおすすめ
これまでの文を読んで、もし少しでも
「レチノイン酸を使うのちょっと怖いかも・・・」
「妊娠したいから使えないな~」
というのでしたら、私はレチノイン酸ではなく、同じく皮膚科でも処方されている「ハイドロキノン」の使用をおすすめします。
こちらはレチノイン酸ほど強力ではないので安心して使えますし、なおかつ病院で処方されているくらいなので効果も期待できます。
ちなみに私はシミ取りレーザーをした時にもこの「ハイドロキノン」を処方されました。
また、シミだけでなくニキビ跡にも効果があるので、こちらも「万能クリーム」と言われているんです。
参考ハイドロキノンで赤くなるのは副作用?好転反応?確認すべき9つのチェックポイント
ちなみに、ハイドロキノンは皮膚科で買うことができますが、市販で手軽に、しかも効果が期待できるものを買いたい!というのなら、ドクターズコスメのアンプルール「ラグジュアリーホワイト トライアルキット」を試してみましょう。
こちらは、シミや肝斑の治療センターの美容皮膚科総院長が開発した商品で、時間差で肌にハイドロキノンを浸透させるという「新安定型ハイドロキノン」が世界で初めて配合されたもの。
それによって肌への安定した効果も見込めますし、一度にハイドロキノンを放出しないので肌への刺激を抑えつつ、効果を長く発揮させることができるというメリットがあります。
ちなみにハイドロキノンのシミへの効果に関しては「数ヶ月で効果が出る人もいるよ」と皮膚科の先生が実際に教えてくれたくらい信頼性のあるものです。
正直、ヘタな市販品を試してみるより断然即効性があると思いますよ!
まとめ
今回まとめた副作用は、あくまでもこれは私が通っている皮膚科で言われたことですので、もしかしたら他にも注意点があるかもしれません。
ただ、もう一度言いますが、レチノイン酸は承諾書を書くくらいとっても強力なクリームだということは間違いないです。
レチノイン酸を使う際は、くれぐれもその時にもらった使用方法や注意書きを守るようにしてくださいね!